銘柄の選び方買い方教えます
「投資はファンダメンタルとテクニカルと需給のジェットストリームアタックだ!」
かの有名な投資家が言ったっけ?言ってない?初めて言ったなら私の言葉として拡散していただいて構いませんww
今回はスイングから中長期投資における銘柄選定からエントリーに至るまでの全行程を紹介しますので少し長くなりますが、特に初心者さんが銘柄を選ぶ上で失敗が少なくなるであろう方法を詳しく解説しますので最後までお付き合いください。
これはあくまでも私個人の見解ですので批判は受け付けませんw
頑張って書いたご褒美にSNSで拡散でもしていただけると
小躍りして喜びます(*ノω・*)テヘ
銘柄選定手順
ざっくりと解説していきますが全体の流れとしては
①ファンダメンタルで企業の成長性を図る
②信用残で需給バランスを図る
③ファンドの存在を確認
④テクニカル分析でエントリー
正直言いますとテクニカルだけでもある程度は勝てます
ですが自信を持って保有できるのはやはりファンダメンタルによる裏付けなのです
そして更に後押しするのがファンドの存在
個人投資家だけの力では株価を上昇トレンドに乗せることは困難ですのでファンドの有無を確認するのは大切なことなのです
テクニカルによりリスクの少ない位置でエントリーすることで上昇途上のふるい落としにも影響されなくなります
ファンダメンタルで選定しリスト化した銘柄群からテクニカル分析でエントリータイミングを図るというのが流れとなってます
ファンダメンタルで企業の成長性を図る
ファンダ=企業分析ですが正直そこまで深堀りはしませんよ
ある程度の成長性と利益率が見込まれればそれで良いんです
四季報だけでは四半期ごとの比較ができないからです。いや、できるけど各号数冊並べてですねぇ。。。
よくPERやPBRを使う方いますが実はこれから成長するであろう企業に対してはあまり有効ではないのです
なのでここではROEとEPSそして売上高を見ます。そしていちばん重要なのは時価総額といったところ。各項目について詳しく解説していきましょう
ROEから企業の利益率を探る
ROE(%)=当期純利益÷(純資産-新株予約権-少数株主持分)×100
こういった計算式は難しいから置いといて要は稼げる企業かどうかといったところ。
自己資本を効率的に利用して稼いでるかどうかの指標と解釈してください
一般的には10%以上が優良とされてますがここは厳し目に17%としておきましょう。
この数値は各自違って良いと思います。ここゆるく10%にするとスクリーニングする企業が増えるだけですからw
ただここで重要なのは負債比率(借金)が多いとこの数値も上がってしまうということ
財務レバレッジといいますがこの辺りはこの後解説する企業の成長率EPSなどと総合して選定落ちしていくので気にしなくても良いです
軽く解説すると以下の通り
この辺りも後に総合判断するのでそんなに気にしなくていいでしょう
それでも数百社になってしまうが・・・
EPSから企業の成長性を図る
EPS(1株利益)当期純利益÷発行済株式総数
なんて計算式も置いといて要はこれから成長が期待できるかどうかの指標と解釈してください
このEPS(四季報では1株益)と書いてある項目ですがここではバフェットコードを使うのでEPSと表記しておきましょう
上記画像が通期のEPS(オレンジ)です
右肩上がりで伸びているのが見て取れますね。この後もこの上昇が期待できるならば株価もそれなりに期待できるというものです。
そして株価が落ちる要因はこの成長率が鈍化することです
ただ右肩で上がっていけば良いってわけではなく、上昇率が伸びないといけません
上記のEPSでみますと19年から20年の増減率は29%に対し20年から21年では94%と跳ね上がってますから企業の成長が見て取れますね
売上高から安定性を図る
企業が成長するには売上高が重要なのですがなぜEPSだけでなくここも見るかというと一時的な特益で伸びてるだけかどうかを判断するためです
売上が安定的ではなく一過性なものならこれは翌年度の業績に疑問符が残りますから当然株価も安定して上昇とはいきません
そこで見るべきポイントは上記の画像通期売上高ではなく四半期単独の売上高です
はいこちら
これを見る限りでは季節的な要因や一過性の売上ではなく安定して売上を伸ばしていることがわかりますね
比べるのは四半期ごとです
21.6に対し20.6
21.3に対し20.3といった具合
ここで全て上昇していることが理想ですが上記19.6の売上が伸びているのは何か一過性のものがあったのかもしれませんね。他は順調ですので全て完璧というわけではなくある程度の上昇としておきましょう
時価総額は大切です
時価総額は見ていますか?
これは大変重要な項目なのでどの時間軸に対しても見るようにしましょう
これ株価が上がると時価総額も上がるのですがこの数字が大きければ企業の成長はある程度頭打ちもしくは鈍化していると判断できます(ちょっと極端ですけど)
時価総額=株価×発行済株式総数
株価が倍になれば時価総額も単純に倍
ならば100億の企業が200億になるのは簡単だしあっという間なんです
が、1000億が2000億になるなんてまあ大変なわけですよ
そしてここは余談ですが時価総額の壁なんてのもあって例えばメルカリ
多分この黄色線あたりが時価総額1兆円になるかならないかの境目だったと思います
ここがなかなか超えられず、超えてもすぐに戻されていたのがやっと超えて今度はここがサポートラインとなりつつあるのです
株価が1000円とか1万とかの桁が変わるときには壁があるように時価総額にも壁があることを認識しておくと良いでしょう
話がそれましたね
ここで面白い統計があります
リーマンショック後からコロナショック前までの期間でテンバガーした銘柄数は839
その中から最安値の時価総額が100億未満だった企業は8割を超えていたそうです
早い話時価総額100億前後の企業を選びましょうって話です
と、ここまでである程度銘柄数絞れませんですか?
ここまで勝ち残った銘柄たちを監視リストに入れてここからは売買タイミングの戦略に移ります
まだ先は長いですが勝ちたいなら最後まで頑張ってお付き合いくださいね
書くのも大変なんですからw
信用残を確認
信用買い残なども見ておきましょう
単純にここが多ければ将来的に売り圧力となるわけですがでは何を持ってして多いと判断するのか?
この18万は多いですか?
はい、多いですw
なぜ多いと判断できるかというと左上の黄色枠、日々の出来高が3万しかないからです
一日3万に対して18万も買い残があるとこれは充分な圧力となりますからここでのエントリーは難しいですね。
それでは異常にふくらんだ買い残も見ておきましょうか
こちらは400万の買い残そして1日の出来高は50万です約8倍これも多い
しかし上がり続けてるわけですよ。それは他に期待できる材料があるからです
余談ですが参考までに
◎新作のラグナドールへの期待感
◎前作乃木坂フラクタルが堅調に推移
◎スクエニと出資会社ダブルジャンプトーキョーによるNFTアートが即完売
◎新設したファンド会社が暗号資産の高騰により順調なのが期待できる
◎セガとの共同開発案件への期待といったところ
こんな思惑があれば買い残が多くてもある程度はこなしてくれるわけですが基本は少ないに越したことはありませんね
ファンドの存在を確認
株価が大きく上がるにはやはりファンドの存在というのも大切になってきます
必ずしも必要ではないですがここが入ると大きく動きますから一応チェックはしておいたほうが良いです
試しにベイリーギフォードで検索してみましたらBASEを買ってきてるの見つけましたw
チャートは面白い位置にいたのでどうでしょうねw
そしてこちらはテクノスマートです
三角持ち合いの形になってますがこの間で機関が集めてるわけです。集めて落として集めて落とす
ここの大量保有報告書を確認してみてください。
私はここの保ち合い最後のブレイク前に仕込みましたw
まあこれは余談ですがひとつの情報としてファンドの存在というものを意識してみてはいかがでしょうか
それでは次が最後の項目、もう少し頑張りましょう!
テクニカル分析でエントリータイミングを図る
ここからはテクニカルの観点から売買タイミングを図るわけですがこれは他の記事でも詳しく書いてますのでここではサクッと簡単に解説します
上記画像の矢印見てください。小さなコマの形ですが出来高がかなり減った状態で中期線にタッチしています
どこの時間軸でも同じですが中期線やトレンドラインといったサポートとなりうる所に近い場所でエントリーをするように心がけましょう
なぜならサポートから遠い場所ならもし思惑と違って下げたときに下げ幅が大きく損切が遅れてしまいます
サポートが近ければそれを割ったら撤退ですがその下落幅も小さく損失が抑えられます
このケースではそのサポートとなりうる中期線に近い位置で小さな足です
小さな足ということは時間足でみると上下の値幅も少なくレンジ帯になっていることが多いですからここで売り買いが拮抗していることを意味します
そして出来高減少。売りたい人が少ないことを意味しますからこの辺りいわゆる売りが枯れた状態と推測されますね
こういったところまで待てると勝率も上がると思います
次は教科書のようなチャートです
丸印でのギャップダウン十字線、この下値のラインは20年11月につけた下値ラインと並びます
その意識されるであろうラインでの十字線ですからここでエントリーを考える人も多いと思います
そしてこの出来高です。これだけ大きな出来高なのに足の実体は小さく上下にヒゲが伸びていることから売りたい人も多かったが同時に買ってくる人も多かったことがわかりますね
ですがここではまだ下げる可能性も残ってますからエントリーは翌日です
カラカサ形の陽線でギャップアップ、酒田五法で言う明けの明星となってます。十字線でエントリーするほうが値幅が取れますがリスクもあります。ここは次の日の上昇を確認してからエントリーが無難です
最後はファンダで紹介している日本リビング保証のチャートです
これは過去のレジスタンス(抵抗線)がサポートラインに変わった形
黄色い線が前回高値のライン、本来はここをブレイクした当日にエントリーでも良いのですがその日の陽線がでかすぎて高値掴みになりかねませんから次の下落を待ちます。
そして黄色のサポートラインまで下げてきましたが出来高も同時に減ってますね
売りたい人が減っているように思われます。ここはサポートラインタッチでエントリーしてみましょう。
このサポートで買うことができるならその後の押し目でもサポートまで落ちてこない限り握力強めで握ってられますから上昇トレンドに乗ることができます
そしてこのチャートを大きく見てみるとカップウィズハンドルの形になってますね。
カップウィズハンドルのエントリー手法は過去記事にて詳しく解説しております
swing-and-daytrade.hatenablog.com
カップウィズハンドルブレイクからの上昇トレンドは熱いですよ!
まとめ
いかがでしたか?
ファンダが良くてもチャートの形が悪ければ需給も悪いですから売り圧力が止みません
チャートが良くてもファンダが悪ければ将来の業績期待の裏付けがありませんから需給のみの短期トレードとなってしまいます
このどちらも良好な銘柄を選び、自信を持ってエントリーすれば簡単には負けなくなります
と、これはあくまでも初心者向けに基本的な部分だけを解説したものですのでここをベースにご自身の手法を確立してください
需給などももっと奥が深いですし、仕手株に便乗して急騰取りしたりするのも面白いですからね
何よりもトレードを楽しみましょう!
最後に私がなぜここまで詳しく書くのか?この作業もかなり大変なわけですがこれは自分自身のためです。相場は油断してるとすぐに牙を向いてきます。勝っているとなおさら気が緩みエントリーも甘くなってしまいがち。こうして記事を書くことで再確認できるのです。
そしてこの記事を見て少しでも上達できる人が増えるなら自分自身の自己承認欲求を満たしてくれるってだけw
なのでぜひとも拡散ヨロ
最後までお付き合いありがとうございました