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カップウィズハンドル攻略法はズバリ!ブレイクしてからのエントリー!

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カップウィズハンドルエントリーはブレイク時!

カップウィズハンドルってよく聞く言葉ですがこれうまくいってます?買ったはいいけど思うように上がらないとかよくありますよね。それ、使い方を間違っているのです。カップの形と取っ手ができればそれでオッケーってわけではないのです

そもそもカップウィズってなんぞやについてはここでは省きますのでご自身で検索してください

今回は実際のチャートでカップウィズの成功例、失敗例を解説しますので最後までお付き合いください

 

カップウィズの成立にはパターンがある

 

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カップウィズの形にもそれなりに根拠があって、

①底値(カップ部分)

②調整(取っ手部分)

③ブレイク

この3つの形で形成されます

全ては投資家の心理から形つくられています

これも他の形と同様、ある程度はアバウトでいいんです。形を作る根拠さえ理解できていれば充分です

そして週足で見ること。これも重要でダマシに遭うことも少なくなりますしカップを形成する期間も重要です

①のゾーンでは重要なのは小さなローソク足が並んでいることです。期間は半年近いくらいの調整が理想的じゃないですかね。足が小さいということは下落で売る人を吸収しているということですからここが下支えとなって推移しています。

下落で怖くなって売る人、下げ過ぎだと判断して買う人、機関の買い集めなどもあるでしょうか?そのラインがこのカップ形成ゾーンです

この期間があまりに短いと売り圧が整理されずに後の戻り売り圧となってのしかかってきますからこの期間は重要です。

②のゾーンで最後のふるい落とし。①で売り圧が吸収されてこの価格で売る人が減っていることは出来高の推移でわかりますね。期間の後半にかけて出来高が減っていますからここで売り枯れ。

売る人が減れば材料なり期待などから上げてきます。そこで残りの売り圧と下からの利確売りで一旦下落局面が訪れ、これがカップの取っ手部分となります

ここではしっかり下値を切り下げて出来高を減らしながら下落することで適度に調整されます。ここが切り上がったりするとうまく調整されずに後の売り圧力となり上昇の妨げとなります

握力の弱い投資家はここでふるい落としておかないとってことですよw

③でピボットラインブレイク、ここがエントリーポイント

ピボットラインとは取っ手形成のはじめの部分の高値からラインを引いた地点のことです。ここを抜けると上昇確率が格段に上がります。失敗するのはここまで待たずに押し目と言いながら下で拾ってしまうからです。押し目で買ってうまくいくときはもちろんありますが、より確実を求めるならブレイク直後を拾うのが良いと思います。このブレイクも大きく上昇してしまったらそこから乗るのはリスクがあるので上がってすぐが良いです。週足で大きな流れを見て日足でエントリーポイントを図ります

 

カップウィズハンドル成功例

東洋エンジニアの例

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まずは週足です

①で小さなローソク足が並んでます。ここでカップの下部分を形成、序盤から中盤にかけて出来高も減ってきてます、後半から出来高を徐々に増やしながら上昇、この上昇で思わず掴みたくなりますがここではいつ下げるかわかりませんからリスクも大きいです

②で取っ手部分、③を見てみると出来高もしっかり減らしていますね。これ週足ですから下落は3週間ほど続いてから2ヶ月ほど横横レンジに向かった形になってます

このレンジも売り買いをこなして調整してますから上昇パワーも大きくなりますね。

そして④のラインをブレイクしたときには出来高も上昇しています。この出来高の裏付けも重要で、これがなければ騙し上げですぐに下落することが多いです

ここを日足で見てみましょう

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黄色枠部分は週足の②レンジ部分になります。出来高を減らしてますね。日足で見るとブレイクした後に調整しています。①のラインはレンジ期間中につけた高値ラインでロールリバーサルの形となって反転してます。入るならここでしょうか。週足での④のラインですね。週足でもロールリバーサルとなってます。ここをサポートラインと見るなら迷わずインでしょう。この時点ですでに週足の④ピボットラインブレイクは果たしていますからね

ここからでも100円ほどの値幅が取れていますから充分かと思いますし、もしこれを中長期で持つならここから更にファンダの裏付けが必要となってきます

そのあたりはまた機会があれば紹介します

ルックホールディングスの例

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こちらも週足です

カップ部分はローソク足があまり小さくはないのですがその分ダブルボトムのような形になりネックラインブレイクみたいにもなってますね。カップウィズとは少し毛色が違いますがだいたい内容は同じです。下で売り買いをこなして上昇経路ですから。

①で下値を切り下げ出来高も減らしてます。②で出来高を伴ってブレイクですからここでインでしょう。インのタイミングは日足で図ります

下は日足です

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黄色枠は週足ブレイクした部分です

日足でもロールリバーサルが機能していることがわかりますね。赤いラインを引いたところですが前回の高値ラインがサポートとなっています

このサポートを確認できればインで良いと思います。上はどうでしょう。すぐに上ひげ陰線でてますからここで利確しちゃいます?それでも100円近い値幅は見込めます

少し我慢して1300超えた上ひげの長い十字陰線まで持ちたいですけどね~

ロットを減らして利益を確定させながら残り数枚で上を目指すのが良いと思います

ダイセキの例

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 週足で見てみましょう

カップ部分の期間が少し短いので不安定要素は含んでますがそれでもブレイクしたならそれなりに強さも見えますね。

ただやはり下でしっかり整理しきれていない分ブレイク後も荒い動きになってしまってます。売り圧が残っているのでしょうね。

日足はどうでしょうか

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大きな出来高陽線で入れれば良いのですがこれインタイミング難しいんですよね。サポートが明確でない

週足を信じてブレイクで思い切ってインだと250円近い値幅が取れますね

実際リアルタイムだとなかなか入れないんですけどね~

これ後からチャートで見てるから言えるってのもあるのですが、確率論なのでやはりブレイクを確認してから入るほうが良いとは思うんです

その例としてカップウィズハンドル形成失敗のケースも紹介しておきましょう

 

カップウィズハンドル形成失敗の事例を紹介

NTNの例

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ではどんなときに失敗するかを考察しておくことでインのポイントも自ずと厳選されてくると思いますからここもしっかり見ておきましょう

カップウィズハンドルはまずチャートの形と出来高が重要です

上の例ですと取っ手形成の際に出来高を減らさず推移してしまいました。売り圧力が減らなかったことが原因ですがそれではなぜこうなったのか?

まずカップ部分の下値推移の際にそれほど出来高が減っていない。減った日もあれば大きく増えた部分もあります

そしてローソク足が小さい部分が少ない

これも売り圧を吸収してなく、買いが勝ったり売りが勝ったりと不安定

この下値を形成する時期も重要なのです

ジェイテクトの例

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週足です

こちらもカップ部分でローソク足があまり小さくなく出来高も減ってません

取っ手形成も出来高が減らずに下落し、上昇チャレンジするも今度は出来高が増えずに前回高値で弾かれてしまってます

取っ手形成までの経路も重要なのですがこれも結果論でわかりにくい部分も多いですからやはりブレイクまで待つのが良いと思います

ホーチキの例

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週足こちらはカップの部分が浅い!!それに尽きますw

これだとただのレンジですがこれもチャートを見るアプリの縮尺によっては大きなカップに見えたりもするのでその辺注意ですよね

三共の例

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週足カップにはなってます

取っ手部分も形成されてます

何が良くないのでしょうかね?形としては悪くない

そうです、カップの取っ手部分だ!って押し目でインするとこうなる可能性もあるのです

だからこそのブレイクしたらインなのです

まとめ

いかがでしょうか?

あくまで結果論を後付で話しているだけですがチャートは過去の歴史であり未来を視覚的に予想する手段でもあります。そしてここには投資家の心理が詰まってますからここにいたるまでの経緯も理解することが大切なのです

下値で拾って待っていれば良いって人もいるでしょうが余力現物でゆっくり集めるなら良いでしょうけどそれいつまで待つんだよ~って感じだしね

 

カップの形成条件は取っ手の位置がカップの上半分以内にあることや、カップ部分が緩やかでVの字になっていないなど条件はありますが難しいことは言わずに週足ブレイクしたら日足でサポート見てエントリーせーよーって話でしたw