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短期スイングをメインにテクニカルでトレードをしてます

【テクニカル】天井サインで短期トレードの売り時を見抜こう!

短期売買の天井サインをチャートで判断

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株価が上がっていつ利確しようか迷っているうちに少しずつ下がっていき

気が付くと買値に戻っていたり、最悪含み益が含み損に転落していることなど、経験ありませんか?

今回はいくつかのパターンを実際のチャートを使って紹介しますので是非参考にしてみてください

ただ、あくまでも株価は需給ですから必ずしもこの通りにはいかないって事もご理解くださいね。

 

 

基本は前回高値

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まず意識しないといけないのが前回高値ラインです

これはやはり前回の高値で買った人たちがそれ以降含み損になっていることに起因しています

これはどの銘柄にも言える事で、よほど強い買いの力が加わらないとこの高値ラインは超えれないわけです。

上記画像、直近の連続陽線でも前回高値ラインで上ヒゲついていますよね。ここは手仕舞いポイントです。この後上がるかもしれませんがそれに賭けるのはギャンブルの域です。ロットを多く持っているなら2/3程度は利確しておくべきだと思います。

しかし難しい事に連続陽線の当日はここに気が付かない事が多いんですよ。なので買う前にこの銘柄の前回高値ラインを把握してどこまで値幅が取れるのか?利確ポイントを見ておく必要があります。

出来高増やした連続十字線

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十字線とは市場の迷いを意味しているローソク足で、必ずしもこれが天井圏で出ると売りだというわけではないのですが、出来高が増えているということはそれだけ売り物が出ているという事。それではここの位置で買う人は誰?

簡単ですよね?個人の初心者さんです。上げてる銘柄を見つけてそろそろ?って思いながらも入る勇気が出ず、さらに上げて慌てて掴むタイミングですw

これだけ毎日上げてんだから自分が買った位置から下げる確率は少ないだろうって思った位置が天井ってわけです。

材料があったかはわかりませんが、迷いの足が出たのなら少なくともここでは手仕舞いするタイミングです。

3空踏み上げ

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3空踏み上げは酒田五法で有名な売りサインです。

窓を開けて飛ぶということは何かしらの材料があったという事ですが、ここで買った人たちの利確売りが入るタイミングがだいたい4つ目のローソク足付近だと言われてます

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 黄色の枠を見てみますと3空で4つの陽線が出ていますね。その後さらに窓を開けて大きく飛んでからの上ヒゲとなってます。

この上ヒゲを場中に見た人は超大陽線に見えたのではないでしょうか?そしてそれを見た方はついつい飛びついてしまいますが、この3空を見ている方からしてみるとやはり売り時と判断しますよね。その結果が大きな上ヒゲで直近最大の出来高まで伴ってます。この形になると次回にまた上昇してもこのラインで押さえられてしまうのでこれからこの銘柄を触る方はここのラインを意識しておきましょう。

応用して様々な局面を考える

それではここからは3空や前回高値などを複合して考えてより精度を上げていきましょう。

3空踏み上げは4本の足にあらず

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単純に3空と言いましても考え方としては大きな上昇パワーで窓を開けるって事ですから時間軸を変えてみてみるとこれが4本のローソク足でなくても同じなわけです。

黄色丸が窓の位置、①②③と窓を開けて上昇、④で十字線が出ましたからここが手仕舞いポイント。結果的に再度上昇してますが⑤のローソク足で大きな陰線がかぶせ線となって出現してますからやはり④の位置ですでに売りの暗示が出ていたのかもしれませんね。

そしてよくみてみると⑥の位置で小さな3空が見られます。

ここでは売りサインじゃないんかい!って話ですが実は3空踏み上げ=すべてが売りサインってわけでもないのです。これは⑥のように上昇相場ではなく下値でこのサインが出た時です。

何か強い材料が出て3つ窓を開けて上昇しますが、ここで一旦利確の売りが入ります。しかし材料は強いわけですから押し目を作ってホルダーを入れ替えさらなる上を目指すわけです。この3空がどの位置で出たかと言うことも相場を予想するうえで重要ですよ。

3空&高値ライン

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こちらも黄色丸で3空を形成してますがその後高値ラインで揉んでます

3空の最後の陽線の後にそれを包み込む陰線が出ていますから当然ここは手仕舞いポイントでしょう。

そしてこの銘柄を大きく見て見ますと・・・・

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こちら週足ですが上場以来ずっと高値を切り下げておりまして、そのラインが1枚目の画像頂点のラインとなってます。

この週足を見るとここで持ち越す選択肢は皆無かとw

ただ400の底値から上昇ラインが引けるので一旦切り返しそうですけどね。

ひょっとするとこのまま保ち合いの形になればトレンド転換もあるかもしれませんよ?

保ち合いについては下記記事にて詳しく書いてますので参考にしていただければ幸いです

swing-and-daytrade.hatenablog.com

 

 天井圏での高値ピンバー&グランビル

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こちらは前回高値を超えたものの大きな出来高を伴なって宵の明星になっていますね。大きな上ひげもありますから一旦の手仕舞いポイントです。その後出来高を減らしながら中期線まで下落。少し窓を開けて小さな陽線で中期線タッチしてるのわかります?

窓を開けて下落したにも関わらず買いが入ったのです。これはこの中期線を意識されてるのか、売られすぎと判断されたのかわかりませんが地味に強さを感じますよね。ならばここで再度インは鉄板パターンですし、初めから時間軸を長く見てる方は買い増しって感じでしょうか。

そしてチャート全体の流れを見てみましょう

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グランビルの法則はご存じでしょうか?エリオットなどと似たようなもんですがだいたい3回山作って上げたらその後落ちんじゃね?って感じですw

①上昇②下落③上昇④下落⑤上昇で天井

②の位置はビミョーですがこの辺りはだいたいでいいんですww

③の頂点の位置を⑤で一気に抜いてきてますがここでは出来高の推移が全く違う事に気が付きましたか?前回高値を抜くときはそれなりのパワーが必要だし、それがあるとあっさり抜いていくって事です。

そして天井の位置で2回弾かれてます。いわゆるダブルトップの形ですね。

そしてここの天井圏で大きな出来高を伴なっていますからやはりそれなりに大きな売りが入ってるのです

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3空で作った大きな壁

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こちらは3空で天井を形成しました。

その後一旦は下げますがジワリジワリと安値を切りあげながら戻してきてます。しかし上値は抑えられている印象。なぜか?

下の画像を見てみましょう

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①の黄色枠は3空で作った天井圏ですが、ここで今までと違った出来高推移が②の枠で見て取れます。下ヒゲも散見されますから買ってる人もそれなりに多いみたいですね。そうなるとですよ3の緑枠から窓を開けて①のグループに、そして窓を開けて下落してますからここで①の黄色枠がアイランドリバーサルとなって上値の重しになっているんです。そうなるともう④のようにここのラインを超えるのが難しくなるわけですね。なので④の辺りのラインも直近の天井サインと見るわけです。

下は週足ですがロールリバーサルが機能していることもさらに下落の裏付けとなっております。

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全てを複合してみよう

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もう疲れてきましたか?これが集大成?ですので最後我慢してみてください

なんならここだけでもいいくらい?w

日足

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週足

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黄色枠①②③と3空を形成しました。この③の位置は2枚目の画像(週足)でもわかるよう、前回高値のラインとなってます。ところどころはみ出してはいますがざっくりとロールリバーサルも機能しているように思います。なのでここは手仕舞いポイント

④で窓を開けて下落しましたから③がアイランドリバーサルの形になっています。ここであまり出来高が増えていないのが後々生きてくるので覚えておいてね。

そして⑤⑥と形悪いながらも3空叩き込みを形成して⑦で明けの明星

その後上昇でグランビル形成も⑧の山で②~③の時のアイランドラインが重しとなり一旦押し目、でも前回に出来高が増えていないのでそこまで大きな重しとはならず2度の調整を経て一旦は上昇⑨の天井ラインは前回高値ラインなのでここも手仕舞いポイント

ちょうど上ひげも出ていかにもって感じですね。

材料も出てるのかな?週足もダブルトップで下落が強い形となってます

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まとめ

以上

いかがでしたか?

手仕舞いポイントを理解することでエントリーポイントの見極めもできる事に気が付いた方も?

そうです、エントリーは手仕舞いポイントからいかに遠いか、これが重要なのです。買ったのにすぐ天井ではリスクの方が大きくなりますからね。

リスクリワードを考える。これが投資において最大の重要課題だと思います